カフェで行う「香り調合ワークショップ」については以下をご覧ください。
きらら舎のメインページでは各香材の特徴などもまとめているので、参考にしてみてください。
このワークショップ。オンラインでも行います。
キットで販売しているものをご購入いただき、ご参加ください。
zoomでカフェのCafeSchole時につなぎます。
『きらら舎 香り手帖』(Kindle電子書籍)からの内容に、ワークショップ用の説明を加えたスライドで「香り」や「お香」について説明をします。
次に、それぞれの香材の香を聞きます。お香では「嗅ぐ」といわずに「聞く」といいます。これはもともと中国で「嗅ぐ」と「聞く」は同義語で、聞香という単語が中国から入ってきました。しかし、日本では「聞く」というと耳で音を捉えることを意味しますが、「嗅ぐ」より「聞く」というほうが、奥深い感じがしますよね。
同じような意味で「聞茶」「聞水」という言葉もあります。「聞法」というと、仏教において、お坊さんの説法を「聞く」ことですが、単に耳で聞くだけでなく、教えを心で受け止めるという意味合いが強いです。
そのため、日本で「聞香」というと、単に「嗅ぐ」のではなく、心で捉えるニュアンスを感じるのでしょう。
・・・と、いうことで、キットの香材を一つづつ「聞き」、レシピペーパーに書いていってください。
「最初は和っぽいなあという感じのすっとした香がしたけれど、だんだんとお菓子や果物のような爽やかな甘さを感じた」
・・・って感じ。香を言葉にするのはとても難しいのですが、抽象的でかまいません。あとから自分で、「この香はこんな感じだ」とわかればいいのです。また、参加者の方と答え合わせ的にそれぞれの感想を発表してみます。
すると、「ああ。そういう表現もできる!」なんて気づくと思います。
それから、調合のルールを説明しますので、その後はそれぞれ、調合してみてください。オンライン参加者の方は、最初はキットだけですが(カフェではキットに含まれないものも入れることができます)、二度目以降の参加では、カフェの参加者の方たちの意見などを参考にして、個別に香材をご購入いただけます(1びん ¥330~¥1100くらい)。

完成した香は、キットに入っている専用の袋に入れてもいいですが、100均のミニポチ袋に直に少量入れて、名刺入れやお財布、バッグに入れてお楽しみください。
また、カフェではたくさんのハギレの中からお好きなものを選んで「香りの実」を作ることもできます(料金内)。
香は変化します。一応、半年を目安に作り変えてくださいとしていますが、実は、わたしが今気に入ってるものは1年前に作ったもの。最初は渋味があって、お線香っぽかったのですが、それが消えて、甘いよい香りになっています。
調合した香には名前を付けると楽しいです。
【基本キット】
箱入り
・インド産 老山白檀(壜入り)
・安息香(壜入り)
・かっ香(壜入り)
・零陵香(壜入り)
・桂皮(壜入り)
・丁子(壜入り)
・龍涎香(ビニール袋入線香)
・テキスト
・乳鉢と乳棒
・混ぜる器
・実験用スプーン
・文香用の袋5枚
・龍涎香を使った香水を染み込ませたムエット
・紙(最後にまとめて袋に入れるためのモノ)


一